◆CAST

SAMMO HUNG サモ・ハン・キンポー(ホアン・ピンイー役)

49年生まれ。香港出身。 10 歳より中國戯劇學院で京劇を学び、「元龍」という芸名でジャッキー・チェンらと「七小福」を結成、数本の映画に出演する。太った原因は、踵を骨折したときの暴飲暴食だといわれている。8 年間の勉学の後に中國戯劇學院を退学してからは、スタントマンとして映画産業入りを果たす。見る間にスタントの指導者、武術指導者としての地位を得たサモ・ハンは、1971年にゴールデン・ハーベスト社へ入社する。その後、映画『燃えよドラゴン』(73)では当時22歳のサモ・ハンが冒頭の武術試合、少林寺の僧としてブルース・リーの対戦相手をつとめる。また、映画『少林寺怒りの鉄拳』(77)では監督としてデビューするなど、確実に実績を積み上げて映画業界での地位を不動のものとした。太って見えるため鈍重なイメージがあるが、彼のアクション技術、スピードは傑出している。また、『霊幻道士』(85)の原点であるキョンシーものの元祖『妖術秘伝・鬼打鬼』(81)を制作し、後のキョンシーブームに繋げたり、ブルース・リー死亡後に残ったフィルムで作られた『死亡遊戯』(78)の武術指導を担当する。そして制作にあたってはブルース・リーのそっくりさんの発掘に協力し、リーの生前の姿を知る者として彼らに厳しくアクションを指導。『五福星』(83)や『大福星』(85)といった「福星シリーズ」では監督・主演をつとめる。また、太った体格のためスタントマンの起用が出来ず、ジャッキー同様吹き替えなしでアクションシーンに出演し続ける。そして、映画『燃えよデブゴン』(78)の公開を機に“動けるデブ”として有名になり、映画『霊幻道士』シリーズで製作をつとめる頃には、日本でも海外人気俳優のひとりとして認知されるようになる。近年、武術指導の『カンフーハッスル』(04)、『SPL 狼よ静かに死ね』(05)、『三国志』(08)出演など、その健在ぶりをアピール。本作でも、そこに存在するだけで他を圧倒する演技に加えて、アクションシーンも全く衰えを知らない魂溢れる演技を披露している。

VAN NESS WU  ヴァネス・ウー (ケン・ロン役)

78年生まれ。ロサンゼルス出身。身長180cm。世界13カ国で爆発的なヒットを生んだ台湾ドラマ『流星花園〜花より男子〜』(01)の美作役で注目を浴びる。共演のジェリー・イェン、ケン・チュウ、ヴィック・チョウと共に、ドラマの中で演じたキャラクターF4のグループ名で01年にCDデビュー。コンサートでは誰よりも激しく歌い踊り、ステージ狭しと走り回り、笑顔で手を振り、大いに盛り上げてくれる素晴らしきエンターティナー。ムキムキの腹筋、その美腹っぷりにギリシャ彫刻のような肉体美を誇るヴァネスだが、出演にあたりさらに鍛え上げられた肉体には目を奪われる。ソロでもドラマや映画『スターランナー』(03)、『ドラゴン・スクワッド』(06)、『三国志』(08)にと幅広く才能を発揮する。前作『カンフー無敵』(06)で共演した伝説のカンフースターであるブルース・リャン、アクション監督も務めたルイス・ファンに引き続いて、本作でもサモ・ハン・キンポーとの共演を経て着実にアクション・スターの道を歩む。F4の中でも最もスクリーンに愛されている男、ヴァネス。そのチャレンジ魂は止まる事を知らない。

KAGO AI 加護亜依(シェン・イン役)

88年生まれ。奈良出身。元モーニング娘。の4期メンバー。最年少でグループに加入し、その明るく物怖じしない性格と歌唱力を買われ一気に中心的存在になる。キュートなルックスもさることながら、既存のアイドルの常識を覆すような多彩な才能で次々と新しいアイドル像を切り開き、国民的アイドルグループへの成長に貢献する。またタンポポ、ミニモニ。をはじめ、数々のユニットでも活躍する。卒業後は辻希美とともに結成したダブルユーで活動し、ソロでのテレビ出演も多数。喫煙問題で芸能活動を自粛していたが、香港映画の本作で女優として復帰を果たす。本作では相手の蹴りを受け止めたり、ワイヤーで宙を舞うなど体当たりで挑んだアクションシーンに加え、まっすぐな演技と、今後の活躍が楽しみな 映画女優「加護亜依」を見ることができる。

CHERRIE YING チェリー・イン(シェン・チン役)

83年生まれ。台湾出身で幼少時からニューヨークに移住。99年香港を訪れた際に受けた著名プロダクション「中国星」のオーディションに合格後、映画『全職殺手』でデビューを果たす。その後、『フルタイム・キラー』(01)、『アンディ・ラウ ダンス・オブ・ドリーム』(01)、『アンディ・ラウの麻雀大将』(02)、『柔道龍虎房』(04)など、人気女優として活躍する。本作では、端正な美貌で落ち着いたお姉さん役を好演する。

LAM TZE CHUNG  ラム・ジーチョン(ティエン役)

76年生まれ。1999年にチャウ・シンチーのスター・オーヴァーシーズ社に入り、プロダクション・マネジャーを務めている。脚本家およびTV番組の司会者でもある。『少林サッカー』(01)でメジャー映画デビューを飾って以来、アンディ・ラウとアニタ・ムイ主演の『ダンス・オブ・ドリーム』(01)、『豊胸秘Cup』(01)、『カンフーハッスル』(04)、『カンフー無敵』(06)、『ミラクル7号』(08)、『少林少女』(08)などに出演。アンディ・ラウやエリック・ツアンとも共演する有望な若デブ俳優として活躍するとともに、『アイル・コール・ユー』(05)では監督デビューを飾った、才能溢れる太っちょ。本作では、抑えた演技ながらも存在感溢れる役柄を演じる。

TIMMY HUNG TIN MING  ティミー・ハン・ティン・ミン(リアン役)

サモ・ハン・キンポーの長男であり、香港でも人気のTVパーソナリティである。アクション映画や、香港最大手であるTVB局のTVシリーズにも多数出演。近年では、TV局のクイズ番組の司会なども精力的にこなしている。

BRUCE LIANG ブルース・リャン(ホアン・ピンチー役)

70〜80年代にカンフー・アクションスターとして活躍した彼は、ブルース・リーやジャッキー・チェンとともに「三龍/スリー・リトル・ドラゴンズ」と呼ばれる存在だった。主役デビュー作『必殺ドラゴン 鉄の爪』(72)で初の大役をつとめ、その後20年間に『帰って来たドラゴン』(74)ほか、70本以上の映画、1000話以上のTVドラマに出演。アクション監督としても10本以上の作品に参加している。しかし80年代半ば、政治的トラブルのためエンターテイメント業界から姿を消す。その後、実業家となっていた彼は、『カンフーハッスル』(04)で久々の復活。前作『カンフー無敵』(06)に続いて、いぶし銀の演技と衰えを知らないアクションを披露する。

LOUIS FAN  ルイス・ファン(ホアン・ジョー役)

アクション俳優ファン・ムイサンの息子で、様々な武術の技をこなす。俳優とアクション振付師として、数多くの作品に携わる。欧米でも熱狂的な人気を誇るカルト・カンフー映画『RIKI-OH/力王』(91)、『野獣特捜隊』(94)や、『少林キョンシー』(05)、『カンフー無敵』(06)に出演。本作でも、切れのあるアクションに加え、俳優としても異色の存在感を漂わせている。

◆STAFF

YIP WING KIN  イップ・ウィンキン(監督)

スタントマンとして活躍後、 90年にジャッキー・チュンとジョイ・ウォンが主演した『銃弾に追われた街』のアクション監督として参加。その後も、『ラスト・ミッション/刺殺密令』(91)などに出演するほか、『連鎖奇幻檔案:生化危城』(03)で共同監督を務めたダグラス・クン監督の『少林キョンシー』(04)でもアクション監督を担当。監督作品として『天極』(05)、『カンフー無敵』(06)や『少林少女』(08)の予告編などを手掛ける。

CHEUNG YAN YUEN ユエン・チュン・ヤン(武術監督)

子役のエキストラとして映画に出演して以来、 50年以上に渡って映画業界に携わっているベテラン。“酔拳”“蛇拳”でジャッキー・チェンの師匠を演じたユエン・シャオテインの次男であり、また武術指導において名高いユエン・ウーピンの弟でもあるアクション一家の血筋で、俳優、スタント・コーディネーター、監督と何でもこなせるマルチな才能を持つ。 主な武術指導・セカンドユニット監督作品に、『マトリックス』(99)、『チャーリーズ・エンジェル』(00)、『マトリックス・レボリューションズ』(03)、『マトリックス・リローデッド』(03)、『カンフー・ハッスル』(04)、『SPIRIT』(06)、『ドラゴン・キングダム』(07)等、ハリウッドや中国映画のヒット作に携わる。